先日8月21日の「Brand Brain」ローンチイベントでは、工務店ブランド経営のパイオニアであり、「Brand Brain」の講師としてもサポートしていただく「株式会社サンプロ」代表取締役の青栁氏、マネージャーのコマツ氏のお二人をお迎えし、「なぜ、いま工務店にブランディングが必要なのか」というテーマのもと、今後の住宅業界におけるブランディングの必要性と具体的なサービスの概要などを語っていただきました。

地域に誇れるブランド企業”をつくる

情報化社会となり、良いものはすぐにキャッチアップされ、模倣者が増える事で競争が激化している時代。模倣されない唯一の手立ては「ブランド」です。採用難を解決する術も「ブランド」です。生活者の情報取得手段がリプレイスされ企業が発信する広告の費用対効果が悪化する問題を解決するのも「ブランド」です。働き方改革を具現化するのも「ブランド」です。

人口減少社会に起因する長期的なネガティブトレンドの中において、経営者が抱える大抵の問題や不安を解決できる課題(ドリル)があるとすれば、それは「共感が集まるブランド」をつくることに他なりません。

成功事例をもとに、実践型のノウハウをご提供いたします

みなさまはじめまして。わたしは長野県に本社を持つ「株式会社サンプロ（以下サンプロ）」という工務店の代表を務める青栁と申します。主に新築住宅・リフォーム・不動産・家具雑貨の販売など、住生活に関わる事業を展開しています。

わたしたちサンプロは過去数度にわたってリブランディングを敢行しており、直近2017年に大規模なリブランディングを行った際に掲げた経営ビジョンは、「2020年までに長野県を代表するブランド企業になる」というものでした。

「ブランド」があれば、ともに働いてくれる仲間が集まり、協力してくれるパートナーが集まり、サンプロの家づくりに共感してくださるファンが増えていく。地域に誇れる「ブランド企業」としての引力をしっかり持つ。

多少時間はかかりますが「自社ブランド」というものを構築し、地域の生活者のみなさまから必要とされる会社を目指す必要があると考えたのです。その結果、2017年の段階で商圏認知⼀桁だったサンプロの認知を、2020年には70％まで⾼めることができました。